犬と狼の間

え?遊んで食べて寝てちゃだめ?

読んだ・観た 2021/03

月毎エンタメ記録。
新刊の内容に言及しますのでネタバレは各自自衛してください。

読んだ

・『呪術廻戦 』15巻

渋谷事変も終盤。芥見先生の特徴は極力展開の無駄を省いてショートカットするところだと思うが(それでいて唐突とは思わせられないのでやはり漫画が上手いと思う)*1ここぞというシーンは惜しみなく演出するのがいい。
真人を追う悠仁をウサギと狼に演出したシーンが美しくてとても好きだった。

本誌派になってから毎週ダラダラと感想や今後の展開予想をTwitterにつぶやいているのだけど、我ながら物語を120%楽しんでいるなと満足できて良い。



・『呪術廻戦 公式ファンブック』

読み応えがありすぎるほぼ新情報のファンブック。
五条と夏油、五条と伏黒の関係がそれぞれ重くてたまらない。虎杖と伏黒の関係の重さは本編でリアルタイムで描かれている(で、それはそれでボーイミーツボーイがエモい)のだが、この二組は描かれない過去の行間が多すぎてオタク活動が捗る。



・『恋だの愛だの』7~11巻(終)

かなり昔(リアルタイム連載の頃かな)に読んでたのだけど突然続きが読みたくなって揃えた。超キュンキュンする。
イケメン男子がなぜか眼鏡の地味なヒロインを大好きで…という設定だけ見るとベタなのだけど、ヒロインのキャラがシニカルで一癖も二癖もあるところがいいのだ。とにかく椿くんが健気に一途で、初対面で吐いた「顔が悪い女とは話すらしたくない」という暴言を一生後悔していて可愛い。
ちなみにこのタイトルは続編であって中学編である「笑うかのこ様」全3巻を先に読んでいないとわからない部分があるので注意。


・『ミステリと言う勿れ』8巻

整くんの発言にハッとさせられることもあれば、ちょっと偏っているなと感じることもあるのでこれに傾倒しすぎるのはそれはそれで危険なのではないかとも思ったり。
会話シーンや思想が取り上げられがちだけどミステリ部分がかなり面白いと思っている。ライカさんが好きです。



・『NとS』4巻

茶店の店員と客として出会い付き合い始めたが実は教師と生徒だった!というラブコメ
付き合うのに年齢すら知らないこととかある!?とは思うものの、まあ漫画なのでいいでしょう。
基本的に嫌な気持ちになったりすることはなく絵柄も可愛いのでほのぼのしたいときに読む。



・『スキップとローファー』5巻

こちらワンオブザモスト続きが楽しみな漫画。
みつみが本当に良い主人公だし、どのキャラもキャラが立っていて、品行方正というわけではないキャラも読み進めると愛おしくなってしまうのが素晴らしい。恋愛方面はもどかしいくらいにジリジリとしたペースなのだけど、むしろそれがいいのだ。そして絵柄が物凄く好きです。

一話の試し読みがTwitterで読めます



・『花よりも花の如く』20巻

もうすぐ完結のようで寂しい。能漫画です。
花花はケントのドラマ撮影編が大好きで何回も読み返している。この作品を読むと自分も背筋を伸ばしてシャンとしないと、とピシッとした気持ちになれるところがとても好き。

しかし、いやこれは成田作品に限ったことではないのだけど、最近の自分の傾向としてベテラン作家さんの漫画を読んでいると、ときおり価値観が古いと感じてモヤモヤを抱くことがあるなと思う。
ジャンプが楽しいのは新陳代謝が激しくて若い感性を浴びれるからなのかもしれない…

観た

最近の休日は絵を描きながら横目でドラマを見ているので完走したものを記録しておく。

・シグナル

映画の番宣でバラエティに出演しているところを見て*2気になったのでドラマ版を観てみた。
あまり言っていないのだが実は坂口健太郎顔ファンなのです。終盤まで「映画があるってことは大山は死なないから大丈夫!」と思っていたのに結局映画ありきの終わり方でずっこけた(ドラマが悪いのではなく自分が悪い)。

吉瀬美智子の泣きのシーンは監督とかもうちょっとどうにかしてあげたらよかったのに…と思う。


・天国と地獄

綾瀬はるかが好きなんですよねえ…。以前『高台家の人々』の試写会で生の綾瀬はるかを近くで観たときに可愛すぎて美しすぎて素で姫!!!!と家臣の気持ちになったことがある。

序盤は最終的にとっ散らかって終わるのでは?と危惧していたけれど、ちゃんと細やかに構成されていて良かった。毎週楽しみにしていました。
恋愛関係に発展するかしないかという男女の機微が大好きなので終盤は特にニヤニヤして楽しかった。とはいえりくは可哀想でならない…。

*1:呪術も進撃もコマ割センスなどとんでもなく漫画が上手いと思うが、世の中は線がスッとしている絵じゃないと「絵が下手」と評価しがちなのが不服

*2:VS魂とニノさんのおかげで最近はどんなドラマや映画がやるのか把握できている