犬と狼の間

え?遊んで食べて寝てちゃだめ?

ミュージカル『ヘアスプレー』感想

ヘアスプレー観てきました。
ハッピーミュージカルで楽しかった~!



あらすじ

1960年代アメリカ・ボルチモアに住むトレイシー・ターンブラッド(渡辺直美)は、ダンスが大好きでちょっぴりビッグサイズな女の子。彼女の夢は、大人気のテレビダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。そんなある日、トレイシーの元に番組で新メンバーを募集するニュースが飛び込んでくる。オーディションを受けたいと両親に懇願し、心配性でトレイシーと同じくビッグサイズな母のエドナ(山口祐一郎)に反対を受けながらも、自慢の髪型をバッチリ決めてオーディション会場へと向かう。しかし太っているという理由で一方的にオーディションの受験を拒否されてしまい―。
(上記公式サイトより引用)


渡辺直美さんが主演ということで、見た目がピッタリなのは分かるけど歌と芝居はどんな感じなのだろう…と思っていたのだけどとっても良かったです。もちろん発声等は甘いかなと思う部分もあるものの、間で笑わせる台詞の扱い方などはさすがお笑い芸人さんという感じ。直美さんは歌って踊るのに支障が出るからと公演中完全に断食してこのミュージカルで20kg瘦せたらしく、すごすぎる。どの世界でも第一線で輝ける人というのは人より“覚悟が決まっている”人なんだろうな。リンクの三浦くんは、直近で観た彼がグリースだったので私の観る三浦くんいつもこんな感じの役だなとウケた。いや、ちょっとナルシストで悪っぽいけど本質が良い奴なヒーローが抜群に似合うからしょうがない。

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ちょっと気になったところを話すと、私は映画版も見たことがなく何も情報を知らない状態で観たので、最初シーウィードがなぜ差別を受けているのかが分からなかったです。(何か台詞を聴き落としていたかもだが)オール日本人キャストである限りどうしようもないことだし、ドーランを塗るのも違うと思うので難しいですね。あとこれはどうでもいい話だが警備員にスプレーのディスプレイに触った人間を撃ちなさいとヴェルマが命じた瞬間に「あ!これはなんやかんやでヴェルマが自分で触っちゃって撃たれるオチだ!」と思ったんだけど、当たり前にそんな話ではなかった。そりゃそうだ。


ストーリー展開は全体的に「そうはならんやろw」(だってヘアスプレーで固めて檻を壊すんだよ!?笑)なんだけど、言いたいことは一貫して「見た目や人種の違いで一緒に踊れないなんて馬鹿みたい!」ということで、非常にポジティブで暖かいパワーが感じられる作品だった。
これは日本のアイドル文化に繋がる気持ちかもしれないけど、やっぱり人が笑顔で歌って踊っているのを見ると無条件で元気をもらえるよね。たのし〜〜!!



会場は悪名高きブリリアホールでした、が段差が高くて結構観やすかったです。
最後方の辺りは逆に観やすいやつかな。
あとこれは作品に関係ない感想なんですけど、客層めっちゃ悪かった~~~~~~! 完